インプラント治療
永久歯を失った場合、義歯(入れ歯)やブリッジにてその部位を補う治療がありますが、それぞれの欠点もあり、硬いものを食べられなくなったり、発声での違和感、抜けた歯の周りの健全な歯も削ることにより周りのその歯も寿命が短くなったりさまざまなデメリットもつきものです。
インプラント治療とは顎に結合性の良いチタンなどの土台(人工歯根)を埋め、その上に人工の歯を装着する治療で、個人差はありますが、入れ歯やブリッジに比べ、より元の状態に近づきます。
近年はその安全性も実証されつつあり、10数年という長い症例の実績も増えてきております。
従来の治療法とインプラント治療の比較
インプラント治療の流れ
1. 両隣の健康な歯を削ることなく、歯の抜けたところへインプラントを植え込み、人工の歯を取り付けます。
2. 歯の抜けたところへインプラントを植え込んだあと、顎の骨にしっかりと固定されるまで、3~6ヶ月待ちます。
3. インプラントによるしっかりとした土台ができたら、人工の歯を上に取り付けます。
4. インプラント完了後は、アフターケアーとして、正しいブラッシングを行なうとともに、半年に1回は定期健診を受けてください。
インプラント治療Q&A
インプラント治療に伴う痛みは?期間は?簡単な麻酔を行ないますので、ほとんど痛みはありません。処置時間は、30~120分。治療期間は4~12ヶ月かかります。いずれもインプラントの種類や治療内容によって異なります。
残念ですが、今のところ自由診療扱い(自費)となっています。なお、インプラントの本数、種類などによって費用は異なりますので、事前にご相談下さい。
心臓病や糖尿病などの持病がある人や、妊娠中の人等は受けられない場合があります。また、あごの骨の状態によっても受けられない場合があります。
いずれも事前にご相談ください。
インプラントそのものは歯ぐきとなじみが良くて、腐食しにくチタンという金属で出来ています。インプラントをできるだけ長持ちさせるためには、自分の歯と同じような手入れが必要です。ブラッシングはもちろん、歯肉の健康状態や正しい噛み合わせのチェックをするため、半年に1回は定期健診を受けてください。